RCA JRS- 7084 Japan Press オリジナル
和田アキ子 / 監獄ロック 和田アキ子ロックを歌う / 和モノ R&B 最強レアグルーヴの一枚 暑い!
エルビスを意識した歌い方の「監獄ロック」、かすれた声がワイルドな「ハート ブレイク・ホテル」、ソウルっぽいアレンジのポール・アンカ・カバー「クレイジー・ラブ」、軽快なロックンロール「カンサス・シティー」、横ノリな「ルシア」、アレンジの効いた「ラブ・ミー・テンダー」、ギターがカッコイイ「ヴィーナス」、スタンダード・カバー「ビー・バッパ・ルーラ」、ソウル・バージョンの「ダイアナ」、ブラック・キャッツもカバーしていた「トラヴェリン・バンド」、リトル・リチャードの「ジェニー・ジェニー」、ソウル・バラードの「恋の日記」の全12曲。
よく和田アキ子の歌唱は「パンチ効いている」と言われるが、もちろん歌声だけでは ない。和田アキ子の、その戦績、体躯、政治力、生まれ付ついての闘争本能を含めた通常の芸能界の域を超えている。性別、歴史を超えた希代の「横綱」でることは、何人たりとも異論はあるまい。さらに和田アキ子の本名は飯塚現子と書いてアキ子、ここはあえて現子を「ゲンコ」と音読し、その漢字は「拳固」とかいて当て字にするべきものである。「あいつは喧嘩になったら強い」とか、巷間に伝わる人間は多いが、実際、和田アキ子の場合だけは、この手の「言うだけ番長」になる輩ではない。 まず血統を見ても、なにしろ、父親が柔道五段の街の道場主である。幼少よりその才能は秀でてきた、中学時代に初段を獲得。その腕っ節は地元大阪のミナミでは、しらないものがいなかったという「不良番長」芸能界喧嘩横綱として、ハナから素質、才能、育ちが違うのである。
Conditon LP=EX+/見開きジャケットM− |