村八分は、世間のモラルや価値基準から完全に逸脱し、社会の枠組そのものをひっくり返しかねない、真に危険な存在だった。ロックンロールの本質が反乱だとしたら、村八分こそが日本に現れた最初のロックンロールバンドかもしれない。山口富士夫の抜群にリズムの切れる、ジャックナイフのようなギター。チャー坊のハードコアなこぶしまわし。そしてシュールかつ自虐的な歌詞。はっきり言って村八分の歌詞を英語にすると、Rolling Stonesになってしまう。しかし、日本には残念な事にRolling Stonesの精神を真剣に受け継いだバンドは、今になっても現れていない。今は2010年だが、スケールに限界があるのだ。Rolling stonesと対等に勝負できるバンドを知っていますか?教えて下さい。50年近く墜落していないのですよ!山口富士夫はダイナマイツ、村八分、裸のラリーズ、TEAR DROPS、SOLOと粋な仕事しかしておらず、現役です。 |