Benjamin、彼をご存知ですか?インドネシアの国民的スターです。圧倒的な数の映画(大馬鹿な映画ばかり。バブルガムだが一生笑って楽しめる)に主役として出演し、レコードも何十枚も出しています。それどころか、シンガポールやマレーシアにもファンが多くインドネシア以外にも東南アジアの多くの国々でオリジナルプレスされたレコードが多数あり、Benjaminのマニアは彼のレコードをコンプリートするのに骨を折っています。音楽を説明することにします。想像できますか?インドネシアの、否、アジアにもJAMES BROWNが存在したのです。無数に存在するレコードにはドラムブレイクとGrooveがぎっしりと詰まっており、DJに推薦できる内容。実際、日本のDJに向けて出版されている『GROOVE」という雑誌にも紹介されています。勇気ある推薦家は、私、左近堂が尊敬する馬場正道さんです。彼が日本のメディアに初めてBenjaminの音楽の素晴らしさを掲示しました。しかもインドネシアの伝統的な楽器を出し惜しみせず駆使しておりゴージャスかつFUNKY!この盤の聴き所はRossy嬢のエフェクトのかかったロボット声とBenjaminの魂。リズムは横に跳ねるフィーリングです。Benjaminの多くの歌の歌詞は即興で考えた事が歌われています。曲の作り方はCAPTAIN BEEFHEARTのスタイルと酷似しています。驚くべき事です。JAMES BROWNとCAPTAIN BEEFHEARTが対面している。しかも無自覚に。そして、なんといってもBenjaminのレコードはジャケットがカッコイイというか、面白いのです。スーツに白い短パン、靴下にブーツ。そして太った女。日本のセンスには絶対にありえないです。今は日本国内でそうそう評価されていませんし、知名度は低いですが、近い将来必ず彼の音楽がダンスフロアを征服することでしょう。これはいつか神様がくれた甘い甘いMILK&HONEY.....10inchです。 |