亜細亜モノのDJが血眼になって探しているレコードです。それというのも、インドネシアのPOPSには可愛らしい女性ヴォーカルのレコードでビートがキッチリ「打って」いる作品が数多く存在しているのですが、その類いの中で五本の指に入る程の実力があるからです。個人的にはDara Puspitaの「Tabah Dan Cobalah」と対等に渡り合える超傑作だと認識しております。大半が、例えるならば、JEANETTE嬢やClaudine Longetのようなひたすら甘い極上のSoft rock。その他、右から左にトロトロと流れ流されていくBOSSA調の曲やラテン調の曲も収録されております。あたたかいMoogオルガンの音色がたまりません。去年は海外のオークションさいとでは、358$という高額で取引されており、今回の放出でこのレコードを私は聴きかえしているのですが、高額になるのも納得できます。そして、インドネシアのレコードとしては、規格外の美品です。強いてあげるならば、B面の最後の曲で少しチリついてしまう部分以外はEXです。ジャケットもEX。因に去年358$で落札されたレコードはこのコンディションよりも遥かに劣悪な状態のものでした。どうぞお見逃し無く。現地に赴いても、余程、運が良くないと入手できないアイテムです。
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